シイタケの味噌炒め

夕食のもう一品。日本滞在中に偶然本屋で見つけた小林ケンタロウ『野菜ばっかり』より(p.41&53)。この本は野菜をメインにしたレシピばかりが紹介されていて、魚介類と卵が使用されているものもあるものの、大部分はベジ食として大変においしそうなものが盛りだくさん。「僕はベジタリアンとは違う!肉は大好きだ!」と強調しまくる序文に若干の違和感を覚えなくはないけれど。

ー手順ー
1)干しシイタケを戻して、適当な大きさに切る。
2)フライパンにゴマ油をひき、刻んだ赤唐辛子を入れ、シイタケを炒める。
3)酒、みそ、醤油、みりんを適当に溶いたものを加えて、水が飛ぶまで炒めて完成。

シイタケのこくとタレの風味とでおいしいのだけれど、多分干しシイタケではなくて生シイタケ使ったほうが数段旨いんだろうなぁ…。

クレソンとセロリの焼うどん

ptth-garden2006-04-25

またまた、カノウユミコさんの『ますます菜菜ごはん』から(p.80)。今度はうどん料理。

ー手順ー
1)鍋に湯を沸かし、塩をひとつまみ入れて豆腐をくずして入れる。沸騰したらザルにあげ、水気をきる。
2)セロリを斜め切り、またクレソンをザク切りしておく。
3)フライパンにゴマ油を熱し、(2)を炒める。さらに茹でたうどんを加えて炒める。
4)さらに(1)の豆腐を加えて軽く混ぜ合わせ、塩だけで味付けをする
5)器に盛り、ゴマを振りかけて出来上がり。

塩味のみというストレートな味付けによって、香味野菜の旨さを楽しむことが出来る。うどんとの相性は素晴らしく、またまたお手軽なのにおいしい料理をカノウレシピから教わった。なお、オリジナルではレモンを添えているが、今回は手元になかったので省略。
付記しておくと、今回のとほぼ同じ料理が「ベジタリアンのための健康レシピ1」でも紹介されている。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~nyantan/C12_9.htm#72
大きな違いはクレソンではなく春菊を使っている点のみ。これもおいしそうだが、アメリカにいる限りはクレソンの方が数段手に入れ易い。

泪大根

今日の晩御飯の一品。魚柄仁之助さんの『ひと月9000円の快適食生活』のp.354。大根を2-3mmにスライスして、塩を振り、20分くらい置いておくだけ。大根から大量の水が出てくるから「泪大根」。ピリリと辛く、シャクシャクとした歯応えもおいしい簡単料理。確かにビールによく合いますがな。魚柄本によれば、ドイツで大根料理と言ったら、この一品しかないらしい。

ズッキーニのポタージュスープパスタ

http://cookpad.com/cucinadinaocci/recipe/229002/
冷蔵庫にあるのをすっかり忘れてしまっていたズッキーニ。「Cucina di naocci」のレシピに倣い、ポタージュスープにしてパスタと絡めていただいた。

ー手順ー
1)ズッキーニ、ジャガイモ(今回はred potate)、タマネギを小さめに切って水と野菜ブイヨンを入れて煮る。
2)細かく切ったベジタリアン用チーズも入れ、ミキサーにかける。
3)茹でたパスタと絡めて出来上がり。

オリジナルにないタマネギを加えたのは、単純に手元に大量に余っていて消費したかったから。別に問題はないだろう。シンプルにおいしい。余ったポタージュは明日のお昼ご飯にしようー。

切干大根のマヨネーズサンド

ptth-garden2006-04-23

またまた月森紀子さんの『野菜と玄米』から(p.85)。少し余っている大豆マヨネーズを使用できるレシピ。

ー手順ー
1)切干大根を出し汁の中につけて戻す。
2)(1)を出し汁ごと火にかけて、煮立ったたらみりんと醤油で調味して、煮る。
3)(2)の水気を軽く切った後、大豆マヨネーズ、ピクルスのみじん切り、および乾燥パセリと共に和える。
4)全粉粒パンにレタスを乗せ、そこに(3)を乗せて完成。

月森レシピのおいしさには毎回驚かされているが、今回のレシピも、切干大根の味の濃さにピクルスと大豆マヨネーズの酸味が何と合うことか。なお、オリジナルでは紫タマネギを水にさらしたみじん切りも加えている。

ギリシャ風レモン風味ポテト

ptth-garden2006-04-22

http://frog.jugem.cc/?eid=95
今日は隣町の日本人の方の家でホームパーティー。料理を作って持って行かねばならなかったのだが、時間があまりなかったので、簡単なものの中から逡巡していた。色々目移りした後に「アメリカ食」で紹介されていたGreek Lemon Potatoesにしてみる。

ー材料ー
red potatoes 中6個
レモン汁 1/2カップ
オリーブオイル 1/3カップ
ニンニクみじん切り 2かけ分
乾燥オレガノ、乾燥パセリ、乾燥バジル それぞれ適量
塩 小さじ1/2
コショウ 少々
Vegetable soup stock 2カップ:今回は、アメリカでは有名すぎるほど有名なEmeril Lagasseという料理人のブランド商品のVegetable Stockを使ってみた。


ー手順ー
1)red potateをよく洗い、2センチ厚さくらいの輪切りにし、水にさらしておく。
2)他の材料をボウルに合わせ、よく混ぜる。
3)(1)の水気を切り、(2)にマリネする(10分〜2時間らしい。今回は30分くらい)。
4)オーブンを400度Fに熱する。
5)(3)を耐熱容器に並べ、ジャガイモが柔らかくなるまで焼く。45分〜1時間くらい。

ホントに簡単、そしてとても旨いものが出来た…と自負していたのだが、パーティーでは他の方のおいしい(ノンベジ)料理も沢山ならび、僕のはそんなに売れなかったな…orz。奥様の一人が「これおいしいですねー」と言って作り方を聞いてきてくれたけど、僕の隣にいらっしゃった方の素晴らしくおいしい麻婆豆腐のレシピを皆がこぞって聞いていた後で、気を遣ってくれただけかも(苦笑)。
いやでも個人的には結構後引く旨さの料理であると思う。「アメリカ食」では、「使うじゃがいもはRussetとかIdaho(メークイン系)よりは、できれば、Red PotatoかYellow/Gold Yucon(男爵芋系)を使ってください。甘みがあっておいしいです。」とあったので、指示に従って僕もred potateを使ってみた。red potateは皮の感じはサツマイモなのに、味はサツマイモのようには甘くなく、しかし男爵芋とはまた若干違った味があって、何とも表現しにくいてとにかく独特の旨さのあるイモである。日本にも対応するイモはあるのだろうか。また、オリジナルではオレガノだけを使っているが、香草はすべて合う料理であると思われ、今回はパセリもバジルもバシバシ投入してしまった。

大豆マヨネーズ

ptth-garden2006-04-21

中国系スーパーで大豆が大変に安く売られていたので思わず購入。水に一晩付けて煮た後で、大部分は小分けにして冷凍保存したが、一部を使って大豆マヨネーズを作ってみる。大豆マヨネーズの作り方は魚柄仁之助本のそこかしこで書かれていて、例えば『ひと月9000円の快適食生活』のp.281、あるいは『元気食 実践マニュアル155』のp.165。魚柄本の内容は、実は京都での学生時代に生活費を切り詰める目的で結構実践していたのだが、今回実家に戻って再読し(しかしよく捨てないで実家に戻しておいたなぁ。京都を出る時に大量に本は古本屋に売っていたのに。)、こりゃベジタリアン料理にもずいぶん示唆に富む本だったのだと再評価して、アメリカに持ってきた。もっともあの頃は、主に魚介の干物とご飯ものに関してずいぶんお世話になったのみで、豆などを煮る甲斐性はなかったのだが。
魚柄本の難点は掲載されているレシピの記載が超いい加減ということで、仕方ないので僕も適当に大豆マヨネーズを作ってみた。茹でた大豆に紅花油、酢、塩を適当に混ぜてblenderで混ぜる…。
いや本当に驚きです、まるっきりマヨネーズ。素晴らしい味で、生野菜につけながらあっという間に平らげてしまった。正直、市販のマヨネーズが積極的に卵を入れる理由はないという気すらする。あくまで超適当に作ったので僕のがベストとは言い難いのにこの味である。ちゃんと作ったらどうなるのだろうか。今回の大豆マヨネーズについては以前のKawauso999さんの書き込みが魚柄本と同じ材料なので、再録しておこう。
http://d.hatena.ne.jp/ptth-garden/20051127#c1133232221

1)大豆2カップを一晩水につける。
2)豆がやわらかくなるまで煮る。そして冷ます。
3)2を紅花油160CC、酢120CC、塩小さじ1、砂糖少々といっしょに2分間ミキサーにかける。

もっとも個人的には明瞭な課題も残しており、blenderだけのクラッシュでは大豆が完全には粉砕されなかった。水を少し加えてみるべきか、あるいはちゃんとスリコギを買うべきか。でもスリコギってアメリカのお店で見た事ないんだよね…ニューヨークまで出ればあるだろうか。